家づくりの流れ
家守会議
お客さまの心の声に耳を傾け、納得する答えを。
「家守会議」とは、お客様と三立木材の「家守アドバイザー」が話し合い、
意見を共有し、ご家族の願いを叶え、課題を解決することを目的としたミーティングです。
実際にあったエピソードや三立木材が「やること・やらないこと」を紹介します。
「その広さや間取りは本当に必要?」。
背景を知り、選択肢を提示する。
お客さまは基本的に、ご自身の経験や情報をもとにご相談されます。ですから、わたしたちは例えば「こども部屋を6畳にしたい」というご要望に対して、なぜ6畳なのか、4.5畳ではダメなのか、本当は7.5畳必要かもしれない・・・という風に考えます。6畳を希望する背景までしっかり聞いた上で判断することで、後から「やっぱり●●にしておけば良かった」をなくしたいと考えています。
お客様が後悔されないようにするのが、私たちの仕事です。「そこまで聞くの?」と言われますが、それが三立木材の家守アドバイザーなのです。
「平屋をリフォームして2階屋にしたい」というお客さまがいました。3人家族で、子どもの成長に合わせて子ども部屋を作るのには上に伸ばすしかないと判断したからです。間取りを見て話を聞いていくと、使い勝手の悪い無駄な部分があることに気づきました。2階に増築するのは工期も費用も掛かり大変です。2階のプランも考え提示しましたが、「まずは平屋を整理するところから始めましょう」と話し合いを始め、初期の段階でご納得いただき、結局は平屋のまま、少しの増築でご希望を叶えることができました。とても喜んでいただき、わたしたちにとっても納得の仕事でした。
お客さまの言う通りに増築すれば、もっと費用をいただけたかもしれません。でも、わたしたちは地元でずっと仕事を続ける工務店。あくまでお客さまの立場に立ったご提案が信条です。地元のみなさまとの信頼関係が一番の財産ですから。
古い家も宝の山。
家を大事に、家族の思い出を大切に。
三立木材では、大規模リフォームやリノベーションの仕事が増えています。家を壊して、建て直すケースもあります。普通であれば壊して捨ててしまうところを、「もったいない。もっと使えるのに」と、どこかに再利用しようと考えるのが三立木材です。
家には家族の思い出が詰まっています。壊すと決めた家でも、全部なくなってしまうのは寂しいものです。お客さまが何も言わなくても、心の声に耳を傾け、建具や欄間など、使えるものはできるだけ再利用するようにしています。床板はそのまま床には使えないので、腰板として使うことも。どこかに面影を残すことで、お客様に喜んでいただきたい。
どこかに使えないかを常に考える弊社のスタッフが、あるお宅のリフォームでお風呂を壊した時、タイルを捨てずに残しておきました。お母さまのカラダのことを考えて、ユニットバスに変えるリフォームでしたが、亡くなられたお父さまが大のお風呂好きで、壊してしまうことに葛藤があることを感じていたからです。「何かしらお父さまの面影を残せないか」と考えたスタッフは、木のフレームに残しておいたタイルの欠片をはめてプレゼントしました。「へえ~、残してくれたの。嬉しい」。お母さまの感動した笑顔は忘れられません。「この会社で、このスタッフと、この仕事ができて良かった」と実感した瞬間です。
お客さまの期待以上、想像していないことまで、時には対話し、時には心の声を聞き、お客さまもわたしたちも納得できる答えを出していきたい。それが、ひとの「家守」、三立木材の家守アドバイザーです。
三立木材の家守アドバイザーが
「やること、やらないこと」
「お客さま第一」を企業理念の一番に掲げる三立木材では、スタッフがあえて「やること、やらないこと」の共通認識が存在します。この姿勢に共感いただけましたら、土地探しから家づくり、リフォームまで、何でもお気軽にご相談ください。きっと良きパートナーになれると思います。
- やること
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- お客さまの想い、夢、理想を形にする
- お客さまが納得するまで何回でも打合せをする
- お客さまがお気軽に質問、お問合せできる関係を築く
- お客さまへ丁寧な情報提供をする
- 現場の安全管理
- 協力業者との連携、情報共有(品質向上・マナー向上など)
- 適正価格の精査
- メリット・デメリットをしっかり伝える
- 担当を中心とした社内連携
- 材料へのこだわり(自然乾燥・自然素材・他にもいっぱい)
- 地鎮祭、上棟式など(昔ながらの習わしを大切に)
- SNSなどでの積極的な情報発信
- 事務所、店舗の環境整備
- やらないこと
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- お客さまの納得いかない提案を押し付ける
- 打合せ回数の制限
- お客さまの判断を急がせる
- 施工が始まってからの変更要望の制限
- 「家を建てて終わり」(定期点検など長いお付き合い)
- 一人一役
- 柱に集成材を使う(天竜材にこだわる)
- 床に工業製品を使う(お客さまが希望する場合を除き)
- 既製品でコストを下げる提案(お客さまが希望する場合を除き)
- 使えるものを簡単に捨てる(使えるものは使う)
- 就業時間中の喫煙